高齢者人口比率が上昇し、介護業界の人材不足は待ったなしの状況です。そのような中で業界を支える新規事業所を立ち上げて頂き誠に有難うございます！
完全に新規参入される方、業界経験の長い方いらっしゃるかと思います。新しい事業を始められるということは、熱い思いで開始されようと考えているのかと思います。
私たちコリブリもベンチャー企業ですから、新規事業所様を応援したい気持ちを強く持っています。
このページでは新規事業開始に際して、気をつけておくべきポイント、事業開始後によくあるお悩みなどリアルなお話をまとめていますので、ぜひ参考にしていただきスタートダッシュのお役に立てて下さい！
〜 事業立ち上げの基本 〜
まずは人材確保と運転資金準備
訪問介護事業を始める上で欠かせないのが人材になります。事業所認定基準を満たせる常勤換算で2.5人を確保する必要があります。有志の皆様で立ち上げることになりますが、事業開始直前や直後に予期せぬ事態が発生することもあります。理想としては余裕を持って常勤換算3.5~4人を目標とされるのが良いようです。
また保険請求後、実際に売上が入金されるのは２ヶ月先になります。最低でも３〜４ヶ月分の給与支払いやその他経費にかかる資金を準備しておく必要があります。大きなコストになるのが事業所賃料です。広々とした事業所を用意したくなるものですが、初期段階ではコストを抑え、安定した収益が上がってから移転を計画しましょう。
営業は大事です
介護業界は他の業界と比較すると、営業の重要性は低いと考えられています。ご利用者様のニーズが高いこと、また信頼と関係性ができた他社事業所様が増えると依頼は増えていくためです。一方で、事業所立ち上げ初期を考えると、積極的に居宅介護支援事業所や地域包括支援センターへ営業し、自社の強みを伝え、しっかりと人柄を知っていただく努力をされている事業所が伸びているのも事実です。
ペーパー経費を削減しましょう
紙は最初から増やさない運用を考えましょう。紙を増やすと、紙面自体のコストはもちろん印刷代などで毎月数万円の経費がかかります。また、介護保険制度上の紙面帳票や記録は５年保存が必須となりますので、保存用の保管場所コストが後々必要になります。
〜 事業立ち上げとIT 〜
オペレーション変更は大変、ICT化は最初から！
コリブリはアプリを開発しているので、アプリ導入をお勧めするというポジショントークはもちろんございます！ただしあくまで強調したいのは、紙運用からアプリ運用への切り替えには時間のかかる大変な作業だということです。もし前職で紙運用されていたら、その現場にアプリを導入することを想像してみてください。忙しい業務の合間にサ責さんが操作方法を勉強し、各スタッフさんへアプリダウンロードして、使用方法を説明するのは大変ではないでしょうか。せっかく新規事業所をスタートするのですから多くのソフト会社を比較し、理想的な運用方法を検討するチャンスとして長期的な事業発展の基盤を整備しておきましょう！
新規立ち上げの不安はソフトで解決できる
初めて経営者となること、初めて管理者やサービス提供責任者になることは、スタッフ勤務とは責任と業務内容が大きく異なります。一つの帳票を取ってみても、作成漏れや紛失については管理責任が伴います。また勤怠や給与計算などの労基上のポイントについても新たな業務として勉強する必要があります。
アプリは効率化以外に「やるべき業務を漏れなくこなせる」という大きなメリットがあります。例えばどの様な業界でも会計業務を一から勉強していたら本業に集中できないですし、定期的な税金支払い等々抜け忘れると大問題となるため会計ソフトを使います。それと同じ様に、介護業務に集中するために、帳票・記録作成漏れ防止や勤怠管理・給与計算などやるべき業務を自然に達成できる体制をソフトで取り入れましょう！
サポートがしっかりしているところがいい
介護事業立ち上げの中で制度や業務オペレーションについて不明点や他社での運用方法などを気軽に聞けるパートナー的な役目としてソフト企業を使い倒しましょう！ソフト企業は多くの新規事業所の立ち上げや成長を共に経験していますので、今後予想される悩みに対して予め先回りできることも多いです。また制度対応は重要な業務の一つですので、介護事業所様より早く情報を入手している可能性が高いです。
ITを採用の武器にしましょう！
介護業界は採用難と言われて久しいですが、ITを適切に導入しアピールとして使うことで採用を上手くできる事業所も多いです。IT導入＝若手の採用と考えられがちですが、向こう５年を考えるとITを利用する事業所で働きたい人材は確実に増えるはずです。
補助金は積極活用💰
スマホやPC端末、ソフトにかかる経費は、各都道府県が実施している補助金を活用し購入しましょう。補助率７０％を超える補助金も多いので、積極的に活用することで初期コスト及び月々の経費を大幅に抑えることが可能です。
未来を見据えて加算取得を実施
特定事業所加算やLife系の加算など、IT導入により可能になる加算は早期に対応しましょう。しっかり準備すれば要件達成は必ず可能です。そして加算取得レベルの事業運営が当たり前になっている事業所は情報共有の質とスピードが高いので、他社からの評価も高く新規依頼も増え良いサイクルが回ります。
コリブリでは任意に利用者様の状況をご家族やケアマネジャーなど連携先と直接共有することができます。これは情報共有の品質を上げるのみならず、新しい事業所の強みとして積極的に連携事業者へアピールされる事業所様もいらっしゃいます。
コリブリを楽しく使い尽くして、事業を成長させましょう！
コリブリは綺麗なUI、快適な操作性、気持ちの良い連動のような人間的な感覚を大事にしています。そしてこれまで介護業界では考えてもいなかった新しくて楽しい、あっと驚くような機能を開発します。業界全体のITレベルを数段あげるという難しい目標を達成するために一緒に頑張りましょう！
せっかく新しく始めるベンチャー事業所（新規事業所）ですから、コリブリと楽しく事業所運営をしてみませんか。