よくある介護ITへの質問

紙とハンコは本当に無くしても大丈夫なのか?

大丈夫です。記録については、利用者様や利用者様ご家族から開示要求があった際には、出力できるようにしておく必要があります。

→社会保障審議会・介護給付費分科会資料 https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/000727135.pdf P42

どうしてもご利用者様やご家族から毎日の紙面記録を要求されたらどうすれば良いのか?

その場合には、アナログ対応をするしか有りません。 特定の利用者様のみノートをご自宅に置き、サービス後一筆する等のルールを事業所の皆さまで決めます。 但し、簡単に諦めるのではなく、電子化の背景や電子化することがケアの質の向上に繋がり、最終的には利用者様やご家族の皆さまの為になることをご理解いただけるよう、できる限りのコミュニケーションを重ねていただきたく考えております。 その上での最終手段となります。

QRコード、ICタグやGPSなどの「ハンコの代わり」は必要なのか?

介護保険制度的には不要です。 複写式の記録用紙に押印欄があるため、慣例上ハンコが利用されていましたが、そもそも行政は従来よりハンコ要求をしていませんでした。 基本的な行政の考え方は、有事の際に利用者様の意思の証明とするために、あくまで事業所判断で押印されているもの。 という認識が大多数です。 但し、利用者様や利用者ご家族からの開示要求に対しては即時対応できる必要があります。

アプリ導入で社員間コミュニケーションが減ってしまうのでは?

むしろコミュニケーションは増加する場合が多いです。 Colibriの仕組み上、記述した記録は別のヘルパーさんへ引き継がれ、蓄積してきます。 読まれることを意識した記録の質は向上します。 また、サ責さんは重要な記録を見つけやすい仕組みがあるので、すぐに必要な電話をすることができます。

スマホは個人スマホ?会社貸与?

推奨されるのは会社貸与です。 厚労省は個人スマホ利用(BYOD)を”原則として”禁止しています。 会社貸与、BYODのいづれの場合も、管理者が各スマホへダウンロードされているアプリへのアクセス権限を管理できる機能や、端末紛失時の報告を義務化するなどの運用ルールを明確にしておく必要があります。

→医療情報システムの安全管理に関するガイドライン
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000166260.pdf

必要なスマホデータ量は?

Colibriの場合、毎日数十回スマホアプリへログインされる方の平均データ使用量は50MB/月間ほどです。 これはYouTubeで動画を4~5分ほど視聴されるのと同じくらいです。 但し使用されるスマホや計測時点のColibri内のアプリ機能に影響を受けます。

お得なスマホ機種や調達方法はどうすれば?

会社貸与の場合には、基本的には「端末購入」と「格安SIM」をおすすめしています。 リースやレンタルは調達の手間が掛からない分、長期的には割高になる場合が多いです。 SIMは格安SIMかつ電話番号の無いデータ専用SIMであれば更に月額固定費を下げられます。 データ専用であっても、アプリを利用すれば電話も問題無く可能です。

加算を取ると実地指導が入るらしい。確認項目は?

加算に要件に関する調査項目は訪問介護計画書の作成、日々の変化を反映した指示出し、現場実施記録、支援経過記録、担当者会議や研修議事録などの全体的な整合性を何人かの利用者様を軸に確認されます。 これらの一部が紙面で管理されている場合、情報を探し出すことができなくなる可能性があるため、データとして同じ場所で管理することをおすすめします。

特定事業所加算取得に必要な研修計画とは?

こちらでひな形を用意していますので、ご利用ください。

→ 特定事業所加算の詳細ページへ

対応している事業は?

訪問介護・定期巡回・障害・施設への訪問介護(施設サービス含む)・訪問看護・自費などに利用いただいています。
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